インテリアと建築の仕事って何が違うの?

土地を購入し、新築で家を建てる時、最初に行う「設計」

理想の家を作るには、素材や土地、間取りも重要で、人気の建築士に設計を依頼するという方も少なくありません。

土地の広さに対してどの様な建物を建てるか、周辺の環境や造形、構造を検討しながらデザインし、図面を描いて法律に従い安全な建物を設計することが建築士の仕事です。

一方、インテリアコーディネートは、建築設計の「おまけ」のように扱われる場面もありましたが、 最近では個人が様々な空間を見たり、インテリアアイテムを調べることが出来るようになり、建物内部をどの様に装飾するかも快適な空間作りには欠かせなくなりました。

インテリアコーディネーターが建物内部の「装飾」を考える仕事とすると、建物自体を作る仕事を行うのが建築士。

では、内装の床材、壁材、扉、照明など空間内にあるものを全てコーディネートするインテリアの仕事を行う上で建築的な知識は必要ないでしょうか。

例えばキッチンを取り付ける際に、どのような種類にするか、メーカーはどこにするか、インテリアコーディネーターがおしゃれなキッチンを提案しても、配管や電気配線照明がきちんと設置出来るよう建築的な知識が必要になる場面がありますので、ある程度の建築知識は必要になります。

インテリアコーディネートは「内装と装飾」、建築設計は「建造物の建築」と仕事内容はそれぞれ違いますが、どちらの仕事も関連性があり、それぞれの知識は必要になります。

インテリア・建築の両方の知識と経験を兼ね備えた専門家は、《おしゃれな空間》《機能的なリビング》《自然を感じる家》など、様々なニーズに応えてくれるでしょう。